札幌と帯広で公開講座を実施

クシローネです!
どうもこんにちは!

今回は、公開講座のお話。
釧路高専の公開講座は、釧路だけじゃなく、札幌や帯広でも開催されているんだ!
どちらも、釧路高専創造工学科一般教育部門の小田島本有教授が講師だよ。

それでは、両講座を紹介するね!

札幌では、11月11日(土)、北海道大学工学部において「夏目漱石の文学」をテーマとして公開講座を開催。札幌で開催されるのは今年で3回目だが、今年は35名の受講者があったよ。

講座の中では夏目漱石の人生におけるターニングポイントとして養子体験、イギリス留学、朝日新聞社入社を挙げ、『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』の一部を抜粋して分析したんだ。受講者からは「私は『坊っちゃん』が最高傑作だと思っているが、先生はどうお考えですか」「当時はどのような人が漱石の読者層だったのですか」等、熱心な質問が寄せられたんだよ。

今回の受講者の中には小学6年生の男子児童もいて、真剣に耳を傾けてくれてたんだ。アンケートの中では「漱石の生い立ちや小説の内容の深さがよく理解できました」「ユーモアがあって気楽に学べました」「毎年やってください。都合なんとかつけます」「一回のみでなく数回の講座をやってほしい。夏休み、冬休みなどに連続でできないでしょうか?」という声が聞かれたよ。

「北海道大学での講座の様子。みんな真剣だ!」

つづいて、帯広での公開講座の紹介だよ。
11月18日(土)帯広市のとかちプラザで「森鷗外の文学」をテーマに開催。この講座は帯広市民大学との連携講座となっており、事前に帯広市の広報誌で宣伝されたこともあって、46名もの受講者が集まってくれたよ。ちなみに帯広での公開講座は今年で4回目。

小田島教授は、鷗外の家庭環境、ドイツ留学、さらには嫁姑の確執など、興味深い事実を取り上げながら、『舞姫』『最後の一句』『高瀬舟』『半日』などの一部を紹介し、分析を進めて説明をしたんだ。75分の説明の後、15分の質問タイムをとっていたんだけど、受講者からは「鷗外の最後の言葉である『バカバカしい』をどう解釈すべきでしょうか」「鷗外は爵位にこだわっていたという話があるのですが」などという質問が次から次へと出て、時間はあっという間に過ぎ去ってしまったよ。中には「あらかじめ取り上げる作品を知らせてもらえると予習もできるので有り難い」「来年以降も是非帯広での講座をお願いします」という要望も出されたんだ。

教育熱心で知られる帯広の方々の熱い雰囲気の中、和やかな1時間半となったよ。

「熱心に講座を聞く帯広市民の方々」