釧路しんきん地域貢献助成制度 学生研究奨励賞

こんにちはー、クシローネです。

先日、専攻科 建設・生産システム工学専攻1年の久保元人君が「釧路しんきん地域貢献助成制度 学生研究奨励賞」を受賞したよ。

「釧路しんきん地域貢献助成制度」は、中小企業等の健全な育成と地域の豊かな未来づくりに貢献することを目的として、地域社会の活性化を目指して活動している団体、企業、個人等に対して資金の助成が行われるものなんだ。

今回久保君が受賞した「学生研究奨励賞」は、「当地ならでは」「学生ならでは」の発想による研究・開発を助成するもの☆

ということで、久保君の研究についてちょっと紹介するね☆

 

久保君が取り組んでいる研究テーマは「ウェアラブル端末を利用した熱中症リスク評価に関する研究」だ。

ウェアラブル端末とは、身に着けて使用する情報端末のことで、久保君が利用しているのは、腕時計型の端末だよ。

これがそのウェアラブル端末。
真ん中にハートマークが見えるけど、今は心拍数を測っている最中だ。

久保君の研究は、このウェアラブル端末を使って熱中症リスク評価を検討するために、「最大酸素摂取量」を推定することを目的としているんだ。

昨年度は学生を対象とした被験者実験で、手首皮膚温と全身皮膚温の間に相関があることがわかったんだ。

このことに加え、ウェアラブル端末から最大酸素摂取量を推定できれば体内温を予測することができて、熱中症リスク評価が可能になるんだって。

久保君はこの研究について、「熱中症は人体に関することなので、心拍数などについても知識をつけなければならず、その点が大変。今年はまだ被験者実験を行っていないこともあり不安があるが、成果を出したいです。」と言っていたよ。

毎年夏に熱中症のニュースを耳にするけど、久保君の研究が進めば、熱中症を発症する人も減らせるかもしれないね。

受賞を喜ぶ久保君

ちなみに、冬も熱中症の危険性があるんだ。熱中症は脱水症状によって引き起こされるみたいなんだけど、冬は乾燥するから体の水分がどんどん奪われる+夏ほど意識して水分補給しないので、そういう危険性があるんだ。
みんな気をつけようね。