IoT活用技術者育成教育プログラム~初級編~第1回目の授業を実施

どうも、こんにちは!
クシローネだよ!

本日は金曜日。
ようやく1週間が終わるね!
学生のみんなは、月曜日が中間試験最終日。この土日を使ってラストスパートだ!!

さて、今回は授業の紹介!

釧路高専では、高専4.0イニシアティブに採択された「第4次産業革命を推進するIoT活用技術者の育成教育プログラム」が今年からスタート!

まずは、1年生を対象に初級プログラムが始まったんだ。
今日は、6月5日(火)に1年1組で実施された初級プログラムの1回目の授業について紹介するよ。

では、行ってみよう♪

講師は一般教育分野の谷助教。

1回目の授業の内容はIoTの概要について。
IoTって、IoIこんな顔文字みたいなやつだけどいったいどんなものなんだろう?
谷先生が授業で詳しく説明してくれたよ。

「IoTって何ですか?」

谷先生「IoTとは、もちろん顔文字ではなくて、Internet of Things の略で、直訳すると「モノのインターネット」。コンピュータや家電はもちろん、ありとあらゆるものをインターネットで繋ぎ、何かを実現することなんだ。」

「へー。具体的には。」

谷先生「具体的な例としては、①車にIoTのセンサーやスピーカーを搭載することで、自動運転や車輌管理、走行管理、また車から家に繋いである機器に指示を出すといったこともできます!
②机に光センサーを繋ぐことで、机の上の明るさによって、電気のON/OFFや明かりの量の調節をしてくれます。
③ジュースの自動販売機にもすでに搭載されていて、どのジュースがどれだけ売れたか、在庫は何本残っているかの管理ができたりします。ちなみにこれはIoTの先駆けで、1990年頃から、既に導入が検討されていました。
④工場にも導入されていて、機械やロボットの稼働状況なんかも管理できます。
⑤ヘルスケアの場面でも活躍。腕に活動量計をつけることで、歩いた距離、消費カロリー、健康状態など、人の状態を把握することができます。
⑥スマートホームと呼ばれているもので、家のあらゆるものをインターネットにつなぎ、スマホで状況をチェックし、遠隔で起動させるといったこともできます。
⑦建築現場などで、遠隔地にいながら、現場の作業場を把握し、指示を出すことができます。
こうした事例のように、様々な場面で、既に導入されていたり、導入が検討されていたりします。」

「へー。なるほど。すごい便利な仕組みだね~。」

谷先生「それでは、学生の皆さんに、IoTの仕組みを使って、実現できそうなことを考えてもらいましょう。」

学生「頭に外付けのメモリーを付けて、必要な情報を教えてもらえるようにしよう。そうすれば、テストでも良い点数がとれるかも。」

谷先生「なるほど、みんなにとっては、すぐに役立つかもしれないね。でも、それじゃ、学力が身につかないかもしれないね。今の、スマートホンやPCを使って、何でも調べられるような環境はそれに近いと言えるかもしれないね,。」

学生「GPSを使って、全員が、どこで、何をやっているか記録すれば、防犯の面で役に立てる。」

谷先生「そうですね。けれど悪いことをする人は外しちゃうだろうから、なにか工夫を考えないといけないね。」

「なるほど。面白いアイデアだね!!まだまだ誰も思いつかない活用例はあるかもしれない!」

谷先生「2回目の授業では、実際にPCを使って、ラズベリーパイ(とても小さなコンピュータ)の使い方を学習します。」

「来週も面白そうな授業になりそうだね!谷先生ありがとうございました!」

「IoTに関する授業を行う谷先生。高専にはこうしたコンピュータ室が9室以上あるんだ!すごい!!」