平成30年度地域振興協力会総会を実施

こんにちは!
クシローネだよ。

本日は快晴!気温も20℃を超えて、釧路も初夏を感じるようになったね!

今回は釧路高専地域振興協力会の話題。
6月26日(火)に、釧路プリンスホテルにて平成30年度定時総会が開催されたんだ。

ところで、地域振興協力会って何かみんな知ってる?

それでは、詳しく説明するね。

地域振興協力会とは、会員相互の交流と協力により、釧路高専を活用・支援する産学官連携事業に取組み、産業技術の振興と地域社会の発展に寄与することを目的として、平成17年6月に設立されたんだ。

会員企業は101社、個人会員は111名とたくさんの方々の協力により成り立っているんだ。

事務局は釧路高専ではなく、釧路商工会議所内に置かれ、釧路産業界の熱い支援により運営されているぞ。

具体的な活動も多岐にわたる。

(1)地方創生事業への協力
・これは室蘭工業大学を中心に釧路高専もメンバーとなって行っているCOC+という取り組みで、地方創生の考えの下、釧路高専学生が釧路地域へ就職することをサポートしているんだ。地域振興協力会会員企業の方に企業説明会に参加してもらったり、釧路高専の学生向けに講演をしてもらったり、インターンシップで受け入れてもらったりなど、ボクも講演会を聞いたことがあるけど、地元にこんな活発な企業があるなんて、灯台下暗しだね!

(2)技術セミナー・公開講座の開催
・会員企業にとって必要性の高い資格取得を主体としたセミナーを釧路高専の教員が講師となって実施しているぞ!第二種電気工事士試験受験対策講座やIoT講座などだ!

(3)技術相談、共同研究の実施
・釧路高専の先生と会員企業が協力して研究などを行っている。平成29年度はそういった共同研究が3件あったぞ。

(4)専攻科特別研究発表会の開催
・釧路高専専攻科2年生の特別研究発表会を地域振興協力会の主催により実施し、優秀研究学生に対する表彰や会員企業との懇談・情報交換会を実施しているよ。

(5)本科卒業生の表彰
・優秀な本科卒業生5名(各学科1名)に対して、卒業式で地域振興協力会会長から表彰を行っている。

(6)I・Uターンマッチングサイトへの登録推進
・釧路地域へのIターン・Uターンを希望する釧路高専卒業生に対して、就職情報の提供を行っているんだ。

(7)釧路根室圏産業技術振興センターとの交流会
・釧路根室圏産業技術振興センター(工業技術センター)と情報交換会や共同研究を実施したよ。

 

その他にも、会員企業と釧路高専、官公庁等との連携した活動が行われているんだ。

さて、前置きがいつものことながらかなり長くなってしまったけど、総会の様子についてお知らせするね。

総会では、島本鉄工株式会社の島本幸一会長が議長となり進行され、平成29年度事業報告・収支決算報告、平成30年度事業計画・収支予算、役員改選について審議され、了承されたんだ。


「総会であいさつをする島本地域振興協力会会長」

定時総会終了後には釧路高専小林幸夫校長と釧路高専創造工学科情報工学分野 林裕樹准教授による研究発表が行われたんだ。

小林校長先生の発表テーマは「創造性工学について」
前任地小山高専で研究していた内容なんだ。
これからの世界は「Society5.0」といって、IoTやAI等の技術が発展し、超スマート社会が実現されると言われていて、これまで人の力で行われていたものが、ロボットや通信にとって代わられると言われている。そんな世界で、人の力がどのように役に立つかというと、新たな価値を見つけ生み出す感性と力、課題を解決する力、好奇心、探究心といったものがあげられるんだって。
そのような力を身に付けるための様々な技法について説明してくれたよ。
そんな校長先生の話の中で一番心に残った言葉としては、「固定観念を外すには好奇心が大事。好奇心は知識が増えると増す。知識がないところには好奇心はない。」

ふむふむ、なるほどと思ったよ。学生のみんなも、就職している方もどんどん知識を吸収していって、色んなものに興味を持っていかないといけないね。


「研究発表を行う小林釧路高専校長」

林先生の発表テーマは「IoT活用技術者の育成教育プログラムの取り組み」。
以前にも何度かこのブログでも取り上げたけれども、釧路高専が今後、力を入れていくIoTの概念や活用例、釧路高専における授業計画などが発表されたんだ。

今後、会員企業の方ともIoT関係事業でも連携していければいいね!


「研究発表を行う釧路高専林准教授」

研究発表の後は、会員相互の交流を深めるために懇親会が開催され、参加者が例年より多く、大盛況のうちに終わったんだ。
今後も益々発展していくように、ボクも応援しているよ。


「大盛況だった釧路高専地域振興協力会総会」