網走第一中学校で出前授業を実施したよ!

どうも、こんちは!
クシローネだよ。

6月も早いもので、明日で終わり。
最近、晴れたり雨が降ったりと、梅雨の様な天気が続くけど、みなさん体調にはくれぐれも気をつけてね!

さて、本日は6月19日(火)に網走第一中学校で実施した出前授業「建物の強度~形状の違いによる比較~」についてお知らせするね!!

講師は建築学分野の鈴木邦康准教授。

対象が中学3年生2クラスの生徒61名。
人数が多くなったので、網走第一中学校の体育館を使わせてもらって実施したんだ。


「広い体育館を使っての授業。とても新鮮な感じだ!」

今回使用する主な材料はケント紙1枚。

これを使って紙の形状の違いによる強度について、実験するぞ。


まず、鈴木先生が手に持っている台に紙を載せて、おもりを載せてみる。
すると、紙は軽いので、4~5枚が限界・・・


でも、紙の両端を90度に折ってみよう!
そうするとあら不思議!!


こんなにおもりを載せても大丈夫。
ハンドパワーではないよ!?

これは材料が同じものでも形が異なれば強度が変わることを確かめる実験で、構造力学の初歩的な実験なんだ。

折る角度や力を加える方向によって強度が変わってくるから、建築物の様々なところに応用されているんだ。
よく建築現場とかで見かける、H型の鉄骨なんかは形を変えることで、強度を保っているんだよ。

次の実験は少し紙の形状を複雑にして、強度を確かめる実験をしたぞ!
用意するのは1枚の紙と重しに使う教科書。
模型は今回参加した中学生のみんなに折ってもらったぞ!


さて、ここで問題!
右と左の模型ではどちらが強度があるでしょうか?

正解は・・・
右側の折り目が複雑な方でした!

たくさんの折り目を入れた方が、模型に高さが出て、強度も増すということなんだ。

さて、教科書は何冊くらい乗るだろうか?
1冊500グラムだとして5冊ぐらいまでなら耐えられる。
最初の実験では、折らないとワッシャー5枚くらいしか載らなかったのに、スゴイ強度だね!!


模型を作るのも、結構楽しかったりする。
建築はデザインだけでなく、色んな目に見える実験があるから面白いね♪

実際に参加した中学生からも、「紙の端を折っただけで、強度が上がってびっくりした」「こういう考え方で建物ができているんだ」「模型で家を作ってみたい」といったように、釧路高専の授業に興味を持ってくれたようで良かったよ。

7月に予定されているオープンキャンパスでも、たくさんの面白い実験をやっているから、良かったら来てみてね!!