こんにちは~♪
クシローネでーす!
最近、ほんとに寒くなってきたね~。
秋風が身に染みる・・・。
さて、本日の話題は、9月25日(火)に霧多布小学校で実施された出前授業「地震と建物のゆれ方」についてお知らせするね。
それでは、元気よく行ってみよーう(^^♪
出前授業の紹介の前に、霧多布小学校で懐かしの再会。
なんと、霧多布小学校の担当の先生が釧路高専の卒業生だったんだ!!
10年くらい前に電子工学科を卒業したんだって。
そういった繋がりもあってか、出前授業に応募してもらったんだ。
卒業生が活躍している姿を見るのはやっぱり嬉しいね。
講師は、建築学分野の鈴木邦康先生。
対象は霧多布小学校6年生の14名。
「紙ぶるる」という紙でできた教材を使って、建物のゆれ方の変化について体験してもらったんだ。
「まずは教材を使って、家の模型を製作。」
作成した家の模型を使って、基礎を揺らしてみる。
そこで、今度は模型の1階部分に筋交いを入れて、揺らしてみよう。
どうかな?
模型が揺れにくくなったでしょう!
その後、模型の2階部分に筋交いを入れたり、屋根におもりを付けた場合のゆれ方の変化について観察してもらったんだ。
「建物に筋交いを入れることで、建物はすごく強化される。」
さて、今度は揺らし方をだんだん強くしていってみよう!
当然、揺らし方を早くしていけば、建物も激しく揺れていく・・・・
と、当然思ったあなた!!
違うんです。
ある程度までは揺らす速さに呼応して、建物も大きく揺れていくんだけど、ある速さを過ぎると、今度は逆に揺れ方が小さくなっていくんだ!!
あら不思議!!
これは「共振現象」っていって、建物は重さや高さによってそれぞれ固有周期というのを持っていて、その周期と揺らす速さが一致した時に、一番大きく揺れるっていう現象なんだ。
よく、同じ地域で同じ震度の地震があっても、A君はすごく揺れたと感じ、B君はあまり揺れなかったと言う・・・。これは、いる場所によって揺れ方に違いが生じるからなんだって。
これには参加した小学生もびっくり!
その後、小型振動台を利用して、強度の高い模型でも実験してみたよ。
一番、建物が揺れるポイントにについて、確かめることができたね!!
「小型振動台を使って、共振現象について確かめる。」
うむ。実験って楽しい💛
釧路高専では、こんな楽しくてためになる「出前授業」をたくさん用意しているよ。
釧路高専公式HP「出前授業」