教職員対象の特別講演を実施

こんにちは~。
クシローネだよ。

12月4日!
年末までのカウントダウンが始まってるね。
あと、27日、28日?
授業日は今日を入れて、14日しかないんだね。
あともう少し!!

さて、本日は11月27日(火)に釧路高専教職員を対象に実施した特別講演についてお知らせするね!!

講演内容は「発達障害を持つ(傾向がある)学生の就労支援」で講師は「江夏心の健康相談室」代表の 江夏 亮 氏。

講演会には50名以上の教職員のほか、学生保護者の方にも一部来ていただいた。

講演で江夏氏は、その学生にあった必要な支援が必要で、具体的には、「社会人になるための準備」「本人の自覚を促す」「支援者の姿勢」「支援環境」等が必要なんだって。

発達障害をもつ人は人間関係などコミュニケーションをとるのが苦手な人が多く、周りに理解されないことで、二次受傷といって、心に傷を負ってしまうことがある。

そうならないためにも、支援の基礎として、次のような姿勢が重要なんだ。
・「スモールステップ法」により、成功体験を積み重ね、自信をつけてもらう。
・できる所、長所、得意な所を伸ばす。
・学生のできなさを分かってあげる。

そうした基礎を前提に、初めに戻って具体的な支援のことを説明してもらったよ。
まずは「社会人になるための準備」。
「パソコンの学習」、あいさつ、電話の取り方といった「ビジネススキルトレーニング」、具体的な場面を想定した「ソーシャルスキルトレーニング」そして、学生が何々したら相手がどう思うかといった「対人スキルの教育」を繰り返し行うことが有効なんだって。

次に「本人の自覚を促す」ということで、「できるところ、苦手なところ」を一緒に考える。他者との違いに気づいてもらう。苦手なことを他者に振り返ってもらうなど、手間暇かけて、温かい態度で支援することが重要とのこと。

次は「支援者の姿勢」の面で、支援の基礎とも被るんだけど、できる所を伸ばそう、できないところは批判抜きに受け止めるなど、肯定的に相手をサポートしようとする心構えが必要なんだ。

最後に「支援環境」として、長期にわたる支援が必要なこと、当該学生の支援の中心となる一人を決めること、保健所やハローワークといった社会的資源を使うこと、ピアグループといったほかの学生の支援を使うことなどが挙げられるんだ。
また、困難を持つ学生の受け入れに理解のある会社を選ぶといったことも重要となる。
ほかにも、書籍で、発達障害のある人の就労に関するものが、多数出版されていて、当事者や支援者の視点で書かれたものなど、種類も多いので、参考にするのも良いとのことだ。

以上、ボクが聞いての内容を簡単にまとめてみたけど、皆様も参考にしてみてね。
困難のある学生への支援はもちろん、ほかの学生や教職員教育にも使えるような内容だね。

それでは、また、明日!!