インターステラテクノロジズ株式会社を見学しました。

どうも、こんにちは!!
クシローネでーす!!
今週で授業は終わり!!
今年も長いようで短かったね!!
冬季休業まで、あと少し、もう少し。ガンバロー!!

さて、本日は、この冬の目玉企画!
株式会社釧路製作所様のご厚意により実現したインターステラテクノロジズ社への見学について紹介するね!!

それでは、元気よく行ってみよう―!

12月15日(土)釧路高専を朝8時30分に出発!
この日は冷え込みが激しく、朝の気温はマイナス10度。
最高気温も0度くらいだったんじゃないかな。
大型バス2台に、学生39名、教職員10名、釧路製作所の社員の方5名が乗り込んだ。
総勢54名だ。

バスに揺られ、目的地、大樹町を目指す!
気温は寒いけど、バスの中は熱い!
大樹町に着くまでの間、バスの中で「ロケットランチャー同好会」で集まって、話し合っていたよ。
インターステラテクノロジズ社のことも調べてくるなど、事前の予習もばっちり。

2時間ほど、バスを走らせて、大樹町に到着!
そして、昼ごはんはなんと焼肉!
お腹もいっぱいになったところで、午後から、見学スタート!!


「昼は焼肉で腹ごしらえ。午後からの施設見学に向け、準備万端!」

午後からは、まず、大樹町宇宙交流センター「SORA」にて、インターステラテクノロジズ社代表取締役社長の稲川貴大氏に講演いただいた。

まずは、宇宙ビジネスに関するお話。
宇宙ビジネスと言っても、たくさん種類があって、これまでは、気象衛星やGPSといったものが中心で、日本では国が主導して、莫大な予算をかけてやってきた。

それはそれで継続していくんだけど、これからは新しい宇宙ビジネスが産まれて、「宇宙旅行」「宇宙ホテル」「人工衛星による全世界インターネット」「月面基地」「地球観測」などなんだ。

インターステラテクノロジズ社は、「物資郵送」というところに目をつけて、宇宙に必要な物資を打ち上げるというビジネスを考えているんだって!!
国が主導するような大型ロケットではなく、民間企業でも頻繁に打ち上げられるような安価な小型ロケットの開発だ。
ここ数年で半導体の処理能力が格段に進化して、マイクロバスぐらいの大きさのロケットを打ち上げられるようになったんだ。

安価なロケットと言っても、実験や製造にはやはりお金がかかる。インターステラテクノロジズ社では、スポンサーとクラウドファインディングで出資金を募っているんだ。
1年間で1000人以上の方から、約2000万円くらいを調達しているんだ!!

また、日本はロケットの打ち上げに非常に恵まれているとのこと。特に大樹町は、東側も南側も海なので。なんでも地球の自転の関係で、ロケットは東側や南側に向けて発射されるんだって!

稲川氏は「小さく生んで、大きく育てる」ことをモットーにして、成功と失敗を繰り返し、試行錯誤することで、確かな技術開発を進めてきたんだ。

ぜひ、今度のMOMO33号機の打ち上げと、その後のZEROの打ち上げに成功して、その中に釧路高専の名前も刻まれるとボクにとってもうれしい限りだね!!


「土曜日にもかかわらず、釧路高専の学生に講演いただいた稲川氏」

さて、お次はいよいよインターステラテクノロジズ社のロケットを見学。
ボクもどきどきワクワク。この時のために、この日、早起きして下町ロケットを見て、テンションをあげてきたんだ!!

大樹町宇宙交流センターからバスで海岸線を移動すること10分ぐらい。
ようやく見えてきました。


こちらは、ロケットを組み立てる作業場。
大きさは車のガレージより多少大きな程度。
釧路高専の実習工場よりも小さい。
お世辞にも、立派な設備とまでは言えない。
でも、ここには、試行錯誤してきた先端技術と、必ず成功させるという熱い思いが詰まっている!!
稲川社長は隠さず、全て説明してくれた。


「ガレージの中の様子。組み立て中のロケットが見える!!」


「ガレージの外観。冬は寒く、ストーブを焚いても、氷点下の気温であることも!」


「こちらは釧路製作所さんが製作したロケットの縦吹架台」


「稲川社長に積極的に質問!」


「テレビ局や新聞社の方も取材に来ていた。」


「貴重な機会を利用して、学生たちは次から次へと稲川社長へ質問!!」


「最後にみんなで記念撮影。」

今、ここから、釧路高専の新しい取り組みが始まる。

インターステラテクノロジズ社の皆さん、釧路製作所のみなさん、ありがとうございました!!