釧路地域業界ガイダンスを実施

こんにちは!
クシローネだよ。

雪が降ってるね。
今日はJRが運休にならなかったみたいなんだけど、学生の皆さんは通学たいへんだね・・・。
ボクは飛んでいけるんで問題ないんだけど・・・。

さて、まだ、土曜日の企業ガイダンスの興奮が冷めないだけど、引き続き、今度は3年生を対象に「釧路地域業界ガイダンス」というのを昨日、1月28日(月)に実施したので、お知らせするね。

この釧路地域業界ガイダンスというのは、キャリア教育の一環で、釧路地域にある代表的な業界の方の話を聞いて、就労に関する理解を深め、考える機会とするために開催されたんだ。

司会は浦家地域共同テクノセンター長が務め、パネラーとして、釧路鉄工協会の田邉篤巳氏(株式会社釧路製作所)、釧路建設業協会の宝輪将人氏(村井建設株式会社)、釧路ITクラスター推進協会の中島秀幸氏(株式会社サンエス・マネジメント・システムス)の3名にお話を伺ったんだ。
釧路を代表する鉄工(製造業)、建設業、IT業界に関する興味深いお話が聞けたよ。

まずは、鉄工業界に関すること。
製造業とも言われ、主に生活上必要なものを工場で加工し、生産するといった仕事だ。
田邉氏は、製造業というと、いわゆる3K(キツイ、汚い、危険)ということが連想されるかもしれないけど、確かにそういう側面があることは否定できないかもしれないが、モノづくりを身近に体験できて、人のこころを豊かにするといったことでは、非常にやりがいがあると仰っていたよ。
また、最近では3Kの部分はかなり改善されていて、新3K(適切な給料、休日、希望)ということで、「何のために働くのか」という意識や夢が持てる業界だということだよ。


「鉄工業界に関して説明いただいた釧路製作所 田邉氏」

次に建設業。
建設業といっても①設計②施工管理③研究・開発・営業④官公庁といったようにジャンルが別れているんだって。

なお、設計の中でも、意匠(デザイン)、構造(強度)、設備(環境、空調、水回りなど)といった仕事に分かれているんだ。設計事務所、アトリエ、工務店、ハウスメーカー、ゼネコンといった会社の規模や種類によって、全部を担当したり、一部分に特化したりしているんだよ。
会社でどんなことができるか、自分がどんなことをしたいかで、会社選びが変わってくるね

また、宝輪氏は、建設業界は80種類以上ある業界の中で3番目に残業が多いということを話されていて、働き方改革の中で、改善を行っているとのことだよ。

ちなみに宝輪氏は釧路高専の卒業生なんだって!


「建設業界について説明いただいた村井建設の宝輪氏」

最後にIT業界のお話。
IT業界は大きく分けて3つの業種がある。
一つ目がエンジニア関係。プログラマーやシステムエンジニアといったもの。
二つ目が営業・コンサルタント。企業やユーザーに対し、システムを売り込んだりする。
三つめがweb系と呼ばれるもの。HPデザインや、webディレクターなど。
中島氏は、この30年間でIT業界の変遷はめまぐるしく、世界企業のランキングでは上位5社がIT企業が独占している状態(アップル・マイクロフト・googleなど)にあるとのことだよ。
ちなみに釧路地域ではIT企業が14社ほど、北海道全体では143社ほどあるみたい。


「IT業界に関して説明いただいたサンエス・マネジメント・システムス 中島氏」

3氏に説明いただいた後、学生からは有休の取得状況について質問があり、釧路製作所では年間平均15日程度とれているが、建築業界では、現状は残業が多い状況であるとの説明があったよ。

また、全国的な大企業と釧路地域の企業のちがいについての説明に対しては、給与の面では、大手企業の方が優遇される傾向はあるものの、転勤がないことや、釧路を代表するような建物の建設に中心的に携われたり、やりがいの面では充実しているというような回答があったよ。

以上のように、学生にとっては、有意義な情報が得られたと思うんだ。3年生は来年企業ガイダンスなどもあるので、今からどんな仕事をやりたいか、今からじっくり調べてほしいと思うよ。

ではでは。