公開講座-河﨑文学の魅力-を開催しました!

どうも。こんちはー。
クシローネです!

今回は「公開講座」のご紹介ですよ!
9月22日(日)に実施した「河﨑文学の魅力」。

ではいってみよう!

9月22日(日)、講師は一般教育部門の小田島本有教授だよ。
この講座は釧路文学館との共同開催で、釧路駅からほど近い釧路市中央図書館の多目的ホールで開催したんだ。

講座では、題材となった作家、河﨑秋子さんと講師の小田島教授との出会いや、河﨑さんと釧路高専との意外なつながりなどについて紹介された。
そして、作家とは別に酪農家兼羊飼いとしても活動している河﨑さんの経験から生まれた、野生動物と人間との関わりが描かれる数々の作品について触れ、今回は主に「颶風(ぐふう)の王」と「肉弾」の2作品を取り上げたよ。

まず、三浦綾子文学賞を受賞し、デビュー作となった作品「颶風(ぐふう)の王」。
この作品は、馬と人との物語が6世代に渡って綴られていて、故郷の村を捨てた主人公が、母からの手紙により自分の出生の秘密を知ることになる物語。小田島教授は、人物の相関関係も含めて詳しく解説してくれたよ。
この作品を読むうえで鍵となるのが「及ばぬ」という言葉。これの意味するところは、ぜひ作品を読んで、みんなが感じ取ってほしいな。

次に、摩周湖を舞台にした作品「肉弾」。
この作品では、狩猟好きの父親に連れ出されて山に入ったニートの青年が、父親に反発しながらも狩猟に付き合い、やがては獲物を求めて立ち入り禁止区域にまで入り込み・・・熊や野犬と出会った人間が、極限状態の中で変化する様子が描かれている。

どちらも自然や野生といった、人間では抗えない圧倒的な何かを感じさせてくれ、ボクはすっかり引き込まれちゃった。
ぜひみんなも河﨑秋子さんの作品を読んでみてほしいな。

ではでは~!