釧路高専公開講座「文学スペシャル」を開催しました。

こんにちは!クシローネです。

すっかり秋になってきたね。みんなは芸術の秋,スポーツの秋,食欲の秋,どんな秋を過ごしているかな?

僕は……読書の秋!ってことで,今回は日本文学をテーマにした公開講座の模様をお届けするよ。

それではどうぞ!

令和2年10月24日(土),釧路市中央図書館で釧路高専公開講座「文学スペシャル」を開催したよ。

  普段は1つの講座につき1人の先生が講座を行うことが多いんだけど,今回は初めて「日本文学」をテーマに,2人の国語の先生による1つの講座として,釧路文学館との共催で開催したんだ。

  1つ目の講座は一般教育部門の小田島 本有 先生による「森 鴎外の文学」。

  作家であると同時に医者でもあった森 鴎外。軍医として留学したドイツでの経験や,複雑な家庭環境の中での生活など,彼の生涯と照らし合わせながら,様々な作品の内容を追っていったんだ。

 代表作の一つ「舞姫」は,主人公のモデルが森 鴎外自身であると言われることが多いけれど,必ずしも彼と主人公とが同一ではない,と2人の違いを解説していたよ。

  2つ目の講座は,こちらも一般教育部門の舘下 徹志 先生による「太宰 治の小説「右大臣実朝」を読む」。

  実在の征夷大将軍であり,歌人としても知られる源 実朝(みなもとのさねとも)をモデルにした「右大臣実朝」。太宰 治は源 実朝のどんなところに惹かれたのか,作品を通じて紐解いていったんだ。

太宰治にまつわる様々な文献を紹介しながら,講座は進められたよ。

公開講座を受講した人からは「読んだことのない新しい作品を知るきっかけになってよかった」,「取り上げた作品を是非読んでみようと思った」「新しい見識が広がった」など作家や作品についてたくさんの感想があったんだ。

ところで,森 鴎外,太宰 治の両方の作品が,インターネット上で無料で読めるって知っているかな?著作権が切れた作家の作品を掲載しているホームページがあるんだ。(青空文庫※外部リンクへ移動します)

公開講座に行けなかったけど,読んでみたい!って人も,公開講座を聞いて,取り上げられた作品を読みたい!って人も,ぜひ秋の夜長のお供にしてみてね。紙の本で読みたい人は……図書館や本屋へレッツゴー!

森鴎外(本講座で取り上げた作品)※外部リンクへ移動します
舞姫
最後の一句
高瀬舟
半日

太宰治(本講座で取り上げた作品)※外部リンクへ移動します
右大臣実朝
鉄面皮
もの思う葦
HUMAN LOST

それではまた!