公開講座「釧路スペシャル」を開催しました

こんにちは!クシローネです。もうすぐ今年も終わり。いつもと違う一年で,年末年始の過ごし方も変わりそうだね。

さて,今回は「釧路」をテーマにした公開講座の模様をお届けするよ。それではどうぞ!

12月12日(土)に釧路市中央図書館との共催で公開講座「釧路スペシャル」を開催したよ。場所は釧路市中央図書館!タイトルのとおり「釧路」にちなんだ地学,防災,ひとの3つの視点で専門分野の先生が講座を行ったんだ。

 

最初の講座は「地域を知るのに『使える』地学」。講師は一般教育部門の小久保 慶一 先生!

小学校で習う地学の知識を交えながら,北海道の形がどうやって誕生したか,釧路や道東の丘陵や湿原がどのようにしてできていったのか,などが語られたんだ。

釧路高専のある大楽毛はかつて砂丘だったことや, 江戸時代に噴火した樽前山や道南の駒ヶ岳から降り注いだ火山灰が堆積していることなどを教えてもらったよ。

長い時間を経て自分たちの街が出来上がったこと,想像するとワクワクするね!

続いての講座は「釧路の自然災害と生活」。講師は建築学分野の草苅 敏夫 先生!

みんなは災害への備えをしているかな?釧路地域が抱える災害リスクや,災害発生時の援助などについて,ハザードマップや法律を交えて講座が進められたよ。

釧路地域では地震や大雨,洪水など様々な災害が発生する可能性があることや,避難所の運営や炊き出しは費用や期間が法律で決まっていること,自分自身で備えたり安全を確保することが防災の基本である,と国が定めていることなどが語られたんだ。

いつ来るかわからない災害について考える,身が引き締まるような講座だったよ。

 

最後の講座は「桜木 紫乃『氷の轍』の世界」。講師は一般教育部門の小田島 本有 先生!

直木賞作家 桜木 紫乃さんの小説「氷の轍」をメインに講座が進められたよ。

桜木さんは釧路出身で,釧路地域を舞台にした小説が多いんだけど,今回の講座で取り上げた「氷の轍」も,釧路の警察署に勤める刑事が主人公で,釧路の地名も出てくるんだ!講座では直木賞候補作「ラブレス」や,「氷の轍」と同じく釧路の警察署に勤める別の刑事が主人公の「凍原」などと絡めて,桜木さんの小説の魅力が語られたんだ。

小説を通じて,釧路の魅力を再発見してもらえると嬉しいな。

 

どの講座も,釧路について深~く掘り下げる内容で,釧路をもっともっと知りたいと思えるものだったんだ!

今回初めて,釧路というひとつのテーマで複数の先生が講師を務める公開講座を行ったんだけど,受講者からは「地域に特化した講座で身近に感じられた」「普段触れることのない分野だったのでためになった」などの感想があってとても好評だったよ。今後も続けられるといいな♪

今回はこの辺で!またね。