植物工場と収穫祭

こんにちは。
野菜不足を感じているクシローネですよ。ちなみにピーマンが大好きです。

構内散策をしていたら、鶴峰会館の裏側にあるコンテナや温室みたいな施設を発見!学生の姿も見えるぞ。なんだろう??
ということで行ってみた。

完全人工光型植物工場研究施設
見てのとおり、外からの光は一切入らない環境で植物を育てているよ。12月10日(木)に卒業研究の一環として、学生4人が収穫を行った。
太陽光利用型植物工場研究施設
こちらは太陽光の他、日が短い冬季の夕方は高圧ナトリウム灯による補光をおこなって栽培している。12月16日(水)に、複合融合演習の授業として学生5人が収穫を行った。

なんと!この施設はどちらも「植物工場」なんだって!!
植物(野菜)を栽培している研究施設で、完全に人工の光だけで栽培する施設と、反対に太陽の光を利用して栽培する施設なんだよ。

植物が光エネルギーを利用して水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成して(光合成で)成長することは理科の授業で学んだよね。その光合成を人工光と太陽光それぞれで行う研究が行われていたんだね。

まずはこの建物が何なのかわかってスッキリ!!
そして、新たな疑問が。。。

「え?高専で野菜を作っているの??」って不思議に思ったんだ。
この施設では、温水機の排出ガスから取り出した二酸化炭素を安全に生育促進(光合成)に活用する研究や、温度や湿度、養分の管理まで自動で生育管理を行う研究を行っているんだって!そして授業科目「複合融合演習」や「卒業研究」でも活用されている。
このお話を聞くと、高専らしさを感じられるよね。教えてくれた機械工学分野の川村先生、ありがとうございます!

そんな植物工場で栽培しているのは、「サラダ菜」「サニーレタス」そして東南アジアからの留学生の発案で今年度トライした中国野菜の「エンツァイ」。収穫の現場にお邪魔したよ。

まずは完全人工光型。
赤と青のLEDを12時間ずつ交互に照射していて、葉物野菜は夜がなくても成長するんだって。不思議。他にもいろんなセンサーや計測器があったぞ。
慎重に刈り取って。
大きさや重さを計測したら
袋詰めして完成!

*        *        *        *        *

続いて太陽光型。
エンツァイは残念ながら環境が合わなかったみたいで、うまく育たなかった。。。リベンジしてほしいな。
さて収穫。
大切に育てた植物。慎重に刈り取ろう。
こちらも大きさと・・・
重さを測って・・・
しっかり記録して。
丁寧に袋詰めしたら
完成!!

収穫した野菜はみずみずしくて美味しそう♪
こういう実践的な授業は、自分で考えて試してひとつひとつ課題を解決していく・・思っていた結果ではなかったとしても、それも大事な成果。座学の授業で得た知識を身をもって感じることができて楽しいよね!

では!またね!