公開講座「簡易型CO2濃度計製作講座」を開催しました

こんにちは!顔が痛くなるくらい寒~い日が続いたと思ったら,突然3月並みの暖かさになったり,気温差にびっくりするクシローネです。

今回は教育関係者を中心に開催した公開講座の模様をお届けするよ。

2月6日(土)に釧路高専で,公開講座「簡易型CO2濃度計製作講座」を開催したよ。
新型コロナウイルス感染症のリスクが高まるとされている「三密」,みんなもう覚えたよね?三密(密集,密閉,密接)のうち,密閉対策として有効な「換気」に焦点を当てた講座なんだ!
小中学校の教員など,学校教育関係者を主な対象として開催したよ。

閉め切った教室など密閉空間に人がいると上がっていく二酸化炭素(CO2)濃度。このCO2濃度に注目して,換気のタイミングの目安にしようというものだよ。

まずは建築学分野の桒原 浩平 先生による講義。
CO2が人体に及ぼす影響や,換気方法の分類,寒い冬でも暖かさを保ちながら行える換気方法などについて説明があったよ。

 

講義に続いて, 簡易型CO2濃度計の本体づくり。
情報工学分野の大槻 典行 先生が手順を説明していったよ。
本格的な電子工作に挑戦!細かい部品と向き合いながら,濃度計の本体部分を組み立てたんだ。

 

本体が出来上がったら次はカバーづくり。
建築学分野の大槻 香子 先生の説明のもと,薄くて丈夫な段ボールでカバーを作ったんだ。
一見図工の授業のような作業なんだけど,段ボールや接着剤は建築学分野の授業で行う模型作りでも使っている本格的なものなんだって。

 

最後に本体へCO2の濃度測定に必要なソフトウェアをインストールして……完成!
電源につないでしばらくすると,濃度計の一部が光るんだ!濃度計周辺のCO2濃度が薄ければ青色に光って,濃くなるごとに緑色,黄色,赤色と変化,換気が必要な濃度になると赤色に点滅するよ。
写真は青色で光っているから問題ないことがわかるね!

 

換気の必要性が唱えられている中での講義ということもあり,受講者からは学校現場における換気方法について様々な質問が寄せられたよ。

まだまだ新型コロナウイルス感染症と向き合い続ける毎日。一人一人が気を付けて過ごそうね。
今回はこの辺で!またねー。