釧路高専公開講座 ~小田島先生単独ライブレポート~

こんにちは!クシローネです

最近はほんっと寒いよね。この前は、朝方の凍った道路を歩いてて、危なく転倒するところだったよ。みんなも冬道の歩行には気をつけてね。

さて今日のレポートは、、、。
年々参加者が増えている人気の釧路高専公開講座。毎年、趣向を変え、色々な視点で釧路高専ならではの公開講座を開催しているんだよね。一方で変わらぬスタイルを守り続けている講座も人気なんだから、すごいよね~。
というわけで、今日は釧路高専公開講座の皆勤賞的存在、小田島本有先生(一般教育部門・国語担当)が講師を務め北海道を行脚した3回の講座を報告します。

小田島先生は北海道出身の作家を毎回取り上げていて、講座で作品を深堀りして解説し受講者の方達から「とてもわかりやすい」という定評をいただいてるんだよね。作品を読んだことがない人でも、その作品の情景や登場人物の思いが浮かんでくる、といった感想をどの講座でもいただくんだ。
まだまだ暑さが残る晩夏の9月は初の北見市で開催したんだ。
テーマは“原田康子『挽歌』を読む”
えへへ、晩夏と挽歌、気づいてくれたかな?
『挽歌』がこの世に誕生して60年以上の月日が流れ、当時の背景を踏まえながら現代にこの作品を読み解く魅力とは何か?を語ってくれました。
初めての北見市での開催、しっかりと来場者の心をつかみました。
続いては、札幌市での開催。
う~ん、ここではダジャレが思い浮かばない・・・。
取り上げた作家は別海町出身の河﨑秋子さん。家業の酪農と文筆業という2足のわらじで作家活動を行い、瞬く間に知名度をあげ、小田島先生も注目する作家さんの1人。直木賞候補作としてノミネートされた『絞め殺しの樹』に焦点をあて、人間の業について解説してくれたね。受講者の方達が抱く作品の感想に小田島先生の解説が加わり、さらに奥行きのある豊かな感想を引き出せた講座だったね。
河﨑秋子さんファンも増えたんじゃないかな。
まだまだ続く北海道巡業、最終地は帯広市です。
釧路出身の直木賞作家、桜木紫乃さんの『霧(ウラル)』という作品を解説。登場人物、三姉妹のそれぞれの心の動きを丁寧に読み解き、さらに身近な道東を舞台にした作品ということもあって、みなさん一気に桜木ワールド(それとも小田島ワールド?)に引き込まれた時間を過ごしていたようだよ。
以上、釧路高専公開講座2022北海道ツアーが無事終了。
2022年もたくさんの方々に講座に参加していただきました。これからもみなさんのお役に立てる講座を企画していくので、情報をチェックしてくださいね~~。