根室光洋中学校で出前授業!

本日は、先週に引き続き出前授業に関する記事だよ。
行き先は、根室市立光洋中学校。

光洋中学校には、7月にも3年生を対象に「身の回りの金属のフシギな性質」というテーマで実施しているんだ。
ちなみに12月にも1年生を対象に出前授業を予定しているぞ!
まさに全校挙げての取り組みだね!!

今回は10月24日(火)に2年生およそ60名を対象にしたもので、テーマは「流体を科学する-渦の実験観察-」
どんな実験なんだろうね。それでは行ってみよう♪

今回の講師は機械工学分野 小杉 淳 准教授

まずは生徒に小杉先生から質問だ。
「みんなの知っている渦について、身の回りのどんなところで見られるか教えてください。」
ということで、グループワークで話し合ってもらったぞ。

一番有名なのが、鳴門海峡などで見られる渦潮。
他にはなかなか意見が出てこなかったけど、渦として考えられる代表的なものを小杉先生が示してくれたぞ。
・洗濯機の中
・サイクロン掃除機
・トイレの洗浄などなど

「小杉先生による講義の様子」

それでは、実際に渦を観察してみよう・・・
とはいっても、空気中や水の中にできる渦は透明なので、よく分からない・・・
さて、どうしたら渦が観察できるかな?

そう、例えば、水に色を付けたり、煙を使ったり、光を当てたりすれば、可視化できるんだ。

まずは、マグネットスターラーという機器を使って、ビーカーの水に渦を発生させたぞ。

「ビーカーの中に渦を発生させる。色素を使っているからきれいだね。」

つづいて、空気砲の観察する実験。

「煙による実験。げほっ!げほっ!」

「空気砲による渦を観察するぞ!!」

「暗闇で光を当てるとこのように、とても幻想的に見えるんだ。」

最後に、水を入れたバットの中で、円柱や角柱を動かしてその後ろにできる渦を観察したぞ。
この渦は「カルマン渦」と言われ、見た目はきれいだけど、風切り音や振動の原因になり、酷い時には橋を崩壊させるなどの問題も引き起こすんだって!

「バットでの実験の様子」

生徒たちは、見た目の美しさに興味をもって取り組んでいたなあ。
以上、本日はここまで。